お伺い書類が送られる季節となりました。
何が何でも私立と考える家庭は、
近隣の学校をきちんと調べていない人がほとんどでは。
公立小学校選びのポイントをお伝えしましょう。
●単学級でないかどうか
ひとクラスしかないと、クラス替えのしようがありません。
問題がある子がその学年にいると、
学級崩壊の可能性が高まります。
学級崩壊になってしまったら、ママが交代で毎日教室に
はりつく…なんてことになってしまうかも。
この場合の主要任務は、教室からの子供の脱走阻止と
脱走した子供を連れ戻すことだったりします……。
当然ですが単学級だと、
そういった子供と6年間一緒に過ごすしかありません。
クラスが複数あれば、次の機会には
問題なく学校生活が送れるようになる希望がもてます。
●支援学級があるかどうか
これがあるなら、ないよりは安心です。
学区内の幼稚園にそういった性質の子供がいる場合、
単学級の学校だと、もれなく同じクラスになることになります。
●通学経路に問題がないかどうか
微妙な場所の学校への進学を希望すると、
結局ママが朝夕に送迎することになってしまいます。
変質者情報が、ちょくちょく携帯メールに配信されてきますので、つい…。
●受験塾に通いやすいかどうか
こちらを見ていらっしゃるご家庭の子供が
公立小学校へ通うことになった場合、おそらく中学受験は
マストでしょう。家と学校と受験塾の
位置関係も意識しておきたいものです。
●お友達ママの評価はどうか
あとは幼稚園か習い事でご一緒の最初から中受する予定の
教育熱心なママがいれば、どこに希望を出すのか、
理由と共に教えていただきましょう。
そういったママは、開催された学校見学(あるんです!)に
きちんと参加していらっしゃる可能性が高いです。
またご兄弟が公立にいらっしゃるママはあたりまえに
情報通です。上の子と違う学校に希望を出すという場合は、
その理由をよくよく伺っておきたいものです。
といった情報を総合して判断し、希望を出しましょう。
学区の小学校と学区外の小学校で迷った場合は、
とりあえず学区外の小学校を第一希望として出しておきましょう。
当然ですが、もともとの学区の小学校へはいつでも変更可能です。
学区外の学校に希望を出す場合、
通学時間は片道30分以内が目安です。高学年になると時間的にも体力的にも、
通学時間は短いにこしたことがないと思うでしょうから。
第一希望の学校の抽選結果が補欠でも、国立の結果が出揃う
12月くらいには繰り上がる ことが少なくありません。
23区内の公立小学校はどこも(たぶん)、同じ区内の学校であれば、空きさえあればいつでも転校が可能です。
年長未満のお子さんがいらっしゃる方へ。
一部の地区では、子供が学校に入って初めて周辺環境が切実にわかり、損をしてでも異なる区、市に引っ越す家庭も稀ではありません。
住宅は買い時ではありますが、どうぞ慎重に。
最近の中学受験が盛んな地区の公立小学校は、
中学年以降の主要科目は習熟度別クラスになっていたりします。また中受の準備に邪魔となる余計な宿題や行事もありません。いじめへの対応も早く、私立よりもよほどキメ細かい場合も少なくありません。
まさかの場合の公立の健康診断は、11月に私立の結果が出揃った後でコト足ります。忙しい時期にわざわざ行かなくても問題ありません。
いつもありがとう。
クリックしてね!

にほんブログ村
今回の記事はとても残念です。
支援学級の有無ですが、確かにそれは確認しておくのがよいかとは思います。
ただ、あちら様…という表現はいかがでしょうか。
彼・彼女たちも好きでそういった障害をもって生まれてきたのではないと思います。とても差別感を感じる書き方で、受験組みは特別だから…といった感じで残念でした。
またご指摘をいただき感謝いたします。
ゆうさまのコメントを真摯に受け止め、問題の表現を削除いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
周辺環境という言葉も読みようによっては、公立の小学校を下に見ているようで、残念です。
>公立小学校は、親の都合でかんたんに転校ができるものなのですか。
23区すべてを確認したわけではありませんが、選択性を採用している区の公立小学校は、基本的に、住民票がある住所の区で空きさえあれば転校は可能です。
>周辺環境という言葉も読みようによっては、公立の小学校を下に見ているようで、残念です。
私立が上、公立が下、という意識はまったくございません。その学校が各ご家庭の価値観に合うか合わないかの問題ですから。
公立小学校にも素晴らしい先生はいらっしゃいますし、私立にも?な先生はいらっしゃったりもします。
周辺環境云々の話は事実です。
都内であっても「一部の地区(“多く”でも“ほとんど”でもありません)」では、悩んだ末に引越しをなさるご家庭も少なくありません。
そういったご家庭は、往々にして子供ができる前から通勤の便を考えその場所に住んでいた、たまたま社宅があったから、といった方が多いようではありますが……。
再度のコメント、ありがとうございます。
「周辺環境」という曖昧な言葉を使ったせいで、少々誤解を招いてしまったようです。ごめんなさい。
意図したのは、
中受をする子供が著しく少ない環境のことです。
中学も皆と一緒に近所の学校に行きたい、だから塾なんか行きたくない。そんな勉強はせずに皆と同じように遊びたい、と真剣に訴える→無理やり勉強させても身が入らず成績が上がらない。
という状況に陥りやすい環境と申しましょうか。
工場地帯であるとか、空気が悪いとか、繁華街にあるとか、そういった環境ではありません。