昔なら、父親の職業と住所が記載された名簿が配られたものですが、今は個人情報保護法の関係で、そのようなツカエル資料はいただけません。学校に入ってから、少しずつ情報収集することになります。仲良くなった子供の友達の家庭環境が、なかなかわかりづらくなっています。
こちらが何度家に招いても、お呼ばれのお声はかからなかったりします。なぜ?と聞けば、子供情報によれば「狭いマンションだから、人は呼べないんだって…」。
いろいろなレベルの家庭が小学校受験をするようになった今、難関・名門校といえども、環境的に似ているご家庭を探すのは、はっきり言ってひと苦労です。
学校に入って最初のうちは、家庭環境など気にせずに誘い誘われたりするわけですが、GWや夏休みをどう過ごしたか、習い事の頻度と種類、休みの日にお会いした時の子供とママの服装等々から、いろいろなことがわかり始めます。というか、最初はママ間で探り合い活動が、水面下で活発に行われます。
家庭のレベルに合わない学校へ潜り込んでしまうと、数年は親子で苦労する確率は高いです。子供がたまたま仲良くなった子が、数少ない似たレベルの家庭である率は著しく低いですから。
祖父母のステイタスを含む背景に、これといったわかりやすいものがないに等しいタイプの普通のサラリーマンや小規模自営業の家庭の場合、慶應・学習院・青山・成城・東洋英和あたりに入ってしまうと微妙です。中学年以上になり、休みの日もママが関与せずに子供同士で遊べるようになるまでは、肩身が狭い思いをすることもあるかもしれません。
フリー枠がそれなりの数確保されているといわれる暁星・立教女学院・白百合・立教・女学館・聖心に関しては、良くも悪くも今や庶民がゴロゴロ、という意見が大半です(統計を取ったわけではないので、雰囲気、として受け止めてください)。
こういった話をすると、慶應・学習院・青山・成城・東洋英和あたりのフツウの保護者から、別にたいへんなことはない、嘘を書くな!といった意見を頂戴してしまうかもしれません。確かに、必要以上は関わらないと決めてしまえば、なくても構わない情報は入ってきませんね(誰もわざわざ教えてくれない)。そういう楽な過ごし方もあるにはあります。
いずれにせよ、親戚一同にその学校や同レベルの学校の卒業生が皆無というご家庭のママは覚悟が必要です。
低学年のお友達作りは、子供ではなくママ主導ですから。
入学してから、子供が誰にも誘われないのは私のせい??と病んでしまうママもめずらしくありません。似た環境のご家庭が少ないかもしれない学校を目指すなら、ママも図太くなりましょう。繊細すぎると苦労します。
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